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猫に「ちゅーる」の与えすぎは危険?|健康リスクと体重や年齢に応じた適量を徹底解説

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ほこり
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こんにちは「ほこり」です

猫用おやつの定番といえば、「ちゅーる」を思い浮かべる方は多いと思います。ちゅーるは与えやすく、猫の食いつきも抜群なので、ついつい毎日与えてしまいがちです。

しかし、どんなに喜ぶからといっても与えすぎは健康への悪影響につながる可能性があります。この記事では、ちゅーるの成分や与えすぎによるリスク、注意点、そして安心して与えるための対策について詳しく解説します。

猫に人気のおやつ「ちゅーる」って?

ちゅーるは、「いなばペットフード株式会社」が開発した液状タイプの猫用おやつで、正式名称は「CIAOちゅ~る(チャオちゅーる)」といいます。

手から直接与えることができる手軽さと、猫が夢中になる味と香りで、国内外の飼い主たちから圧倒的な人気を集めており、主な特徴は以下の通りです。

  • 液状で食べやすい(シニア猫にも◎)
  • 味の種類が豊富(まぐろ、かつお、ささみ、海鮮ミックスなど)
  • 猫の水分補給にも役立つ
  • 投薬時に便利(薬を包んであげる)

「ちゅーる」についての基本的なことは下の記事を参考にしてね

【関連記事】猫が夢中になる理由とは?人気おやつ「ちゅーる」の魅力と成分を徹底解説!

「ちゅーる」の与えすぎによる健康リスクって?

ちゅーるは嗜好性が非常に高いため、猫がどんどん欲しがる傾向があります。しかし、ちゅーるはあくまで「おやつ」であり、主食として与えるものではないという点を忘れてはいけません。

猫の健康を考える上で、栄養バランスの取れたメインフードを中心にした食事が基本となります。ちゅーるの与えすぎは、以下のような健康リスクを引き起こす可能性があります。

人間だっておやつばかり食べてたら体に悪いよね。猫も同じなんだ!

栄養バランスの偏り

ちゅーるは猫にとって魅力的なおやつですが、あくまで「おやつ」であり、主食としての役割はありません。総合栄養食とは違い、猫が健康に生きていくために必要な栄養素――たとえば高品質なタンパク質や、ビタミン、ミネラル、脂肪酸など――を十分には含んでいません

そのため、ちゅーるばかりを与え続けると、栄養バランスが大きく崩れ猫の健康を損なうおそれがあります。とくに成長期の子猫や、持病を抱える高齢猫にとっては、必要な栄養が不足することで免疫力が下がったり、体調不良を引き起こしたりするリスクもあるのです。

【参考記事】ピュリナワンはコスパ最強のプレミアムキャットフード!人気の理由とおすすめポイントを徹底解説

摂取カロリーオーバーになり肥満の原因に

ちゅーるは嗜好性が高く、猫が喜ぶのでつい何本も与えたくなりますが、1本あたりのカロリーは約7〜15kcalと意外に高めです。例えば体重4kgの猫の1日の摂取カロリーの目安は約200〜250kcal程度とされており、ちゅーるを数本与えるだけでもその一部を占めてしまいます。

運動量が少ない猫やシニア猫では、さらに必要カロリーが少ないため、頻繁に与えるとカロリーオーバーになり、肥満の原因になるおそれがあります。

肥満は糖尿病や関節への負担、様々病気につながるから、気をつけないとね。

【参考記事】猫は避妊・去勢手術後に太りやすくなる? 肥満にないためのキャットフードの選び方

腎臓疾患を抱えている猫には特に注意

ちゅーるには、製品によってはリンやナトリウム(塩分)が比較的多く含まれている場合があります。これらの成分は、健康な猫であればある程度は問題ありませんが、腎臓疾患を抱えている猫や高齢の猫の場合には注意が必要です。

腎機能が低下している猫は、リンや塩分をうまく排出できず、体内に蓄積されてしまうことで、症状の悪化や進行のリスクが高まります。また、腎臓病は自覚症状が出にくく飼い主が気づかないまま進行しているケースも少なくありません。

腎臓サポート用のちゅーるタイプも市販されていますが、それでも「おやつ」であることには変わりありませんので、主食とのバランスを意識し与えすぎには十分注意しましょう。

味覚の偏り・偏食になる可能性がある

ちゅーるは味が濃く、猫にとって非常に美味しいと感じるように作られています。そのため、「ちゅーるばかり欲しがる」「フードを出しても見向きもしない」といった偏食の原因になることも少なくありません。

猫は一度お気に入りの味を覚えると、そればかりを求める傾向があります。特にちゅーるのように強い風味や柔らかい食感に慣れてしまうと、カリカリタイプの総合栄養食を食べなくなってしまうことがあり、必要な栄養素が摂れず食事バランスが崩れてしまう可能性があります。

体重や年齢に合わせたちゅーるの適正量とは?

ちゅーるを与えること自体が悪いわけではありません。猫が美味しそうに食べてくれる姿を見るのは、飼い主にとっても嬉しく、ほっとする瞬間でしょう。大切なのは、「与えすぎないこと」。つまり、1日の適正量を守ることが猫の健康を保つうえで何より重要なのです。

適正量ってどのくらいなのかな?

猫の体重別|ちゅーるの1日あたりの適正量

体重(目安)1日の適正量カロリー換算(約)注意点
2kg以下0.5〜1本まで約7kcal以内主食の妨げにならないよう注意
3kg1〜2本まで約15〜20kcal肥満や偏食に注意
4kg2本まで約20〜30kcal活動量に応じて調整を
5kg以上2〜3本まで約30〜45kcal高齢猫の場合は控えめに

※ちゅーる1本あたり:平均7〜15kcal(種類により異なります)

適量を守れば、毎日与えても問題はないよ

猫の年齢別|ちゅーるの与え方のポイント

猫の年齢やライフステージによって、体の状態や必要な栄養バランスは変化するため、ちゅーるの与え方もそれに応じて工夫が必要です。

年齢層与え方のポイント理由・注意点
子猫(〜6ヶ月)基本は控えめに。与える場合は少量をスプーンなどで。成長期の子猫は総合栄養食からしっかりと栄養を摂ることが最優先。ちゅーるで満腹にならない程度で。
成猫(1〜6歳)1日1〜2本程度までを目安に、主食とのバランスを考慮して。活動量が多く、カロリー消費もしやすい時期。ただし、運動不足の猫では肥満に注意が必要。
中高齢猫(7〜10歳)低カロリータイプや、塩分・リン控えめの製品を選ぶ。与える頻度も控えめに。代謝が落ち始め、内臓機能も徐々に変化してくる時期。ちゅーるの過剰摂取は腎臓や肝臓に負担がかかることも。
高齢猫・シニア(11歳〜)与える前に獣医師に相談を。療法食を食べている場合は特に注意。味覚の変化や食欲低下で食事の補助として活用することは可能。持病を抱えているケースは注意が必要。

まとめ:チュールは適量を守って、楽しく健康的に

ちゅーるは猫にとってとても魅力的なおやつですが、与えすぎると健康トラブルの原因となることがあります。塩分やカロリー、そして栄養バランスに配慮しながら、猫の年齢や体調に合わせた適切な量と頻度で与えることが大切です。「ついつい甘やかしてしまう…」という気持ちもよく分かりますが、大切な愛猫の健康を守るために、適量を意識しながら、ちゅーるを楽しく上手に活用していきましょう。

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