PR

猫にトイレの場所を覚えさせる方法|初心者でも簡単にできるしつけのコツ

猫のしつけ
記事内に広告が含まれています。

こんにちは「ほこり」です

猫に限らずペットを初めて迎えるとき、多くの飼い主さんが気になるのが「トイレのしつけ」ではないでしょうか?

でもご安心ください。実は猫は本能的に排泄物を隠す習性があるため、犬に比べてもトイレのしつけはとても簡単なんです。環境をしっかり整え、いくつかのポイントを押さえるだけで、多くの猫はすぐにトイレの場所を覚えてくれます。

この記事では、猫にストレスを与えず、スムーズにトイレを覚えさせるための準備やコツを、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。

猫のトイレのしつけが簡単な理由とは?本能と習性を活かしたしつけ方

猫のトイレのしつけってどうして簡単なんでしょうか?

猫のトイレのしつけは以下の理由から、とても簡単にすることができます。

猫は本能的に排泄物を隠す習性があるからトイレを覚えやすい

猫の祖先は砂漠で暮らしていたため、サラサラとした砂の上で排泄をしていました。そして、自分の存在を敵に悟られないように、排泄物を砂に埋めて隠すという本能的な習性を身につけたのです。

この習性は現代の猫にも受け継がれており、猫砂を入れたトイレを用意するだけで、猫は「ここが排泄する場所だ」と自然に認識することがあります。また、砂を掘って排泄し、その後に埋めるという行動も、本能に従ってスムーズに行えるのです。

猫の高い学習能力でトイレのしつけもスムーズに

猫は観察力と記憶力に優れた動物です。一度見たことや経験したことをしっかりと覚えており、環境の変化にも素早く適応する力を持っています。これは野生時代から身につけてきた生存本能のひとつであり、周囲の状況を的確に読み取り、自分にとって安全な場所や危険なものを見極める能力として現代の猫にも残っています。

そのため、トイレのしつけにおいても「ここが排泄する場所だ」と一度理解すれば、次からは同じ場所で排泄するようになります。特にトイレの位置がわかりやすく、清潔に保たれている場合は、猫にとっても快適な場所となり、迷うことなく自然と使うようになるのです。

覚えの早い猫であれば、たった1日でトイレの場所を完璧に覚えてしまうこともあります。もちろん個体差はありますが、基本的には数日から1週間程度でトイレの習慣が身につくケースがほとんどです。

こう見えても僕たちって賢いんです

猫のトイレのしつけ方法|初心者でもできる簡単な教え方とは?

この順番でトイレをしつけると、すぐに覚えてくれますよ♪

STEP1 必要なものを準備する

まずは猫が快適に排泄することができるように物を揃えましょう

猫が快適に排泄をするためには、最低限そろえておきたい基本的なアイテムがあります。猫はとてもきれい好きな動物なので、環境が整っていないとトイレを我慢したり、別の場所でしてしまったりすることも。

そうしたトラブルを防ぐためにも、あらかじめ以下のようなアイテムを用意しておくことが大切です。

猫用のトイレ本体

猫用のトイレには、オープンタイプやカバー付き、引き出し式、全自動トイレなど、さまざまな種類があります。それぞれにメリットやデメリットがあり、猫の性格や好みによって使いやすさが異なります。

また、飼い主さんのライフスタイルによっても選び方は変わってきます。こまめに掃除ができる時間がある人ならシンプルなタイプで十分ですが、忙しくて掃除の頻度が少なくなりがちな場合には、お手入れがしやすい引き出し式や、全自動タイプを検討するのもおすすめです。

どのタイプを選ぶにしても、大切なのは「猫が安心して使えること」と「清潔な状態を保ちやすいこと」。猫の様子をよく観察しながら、ぴったりのトイレを選んであげましょう。

トイレのことを詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください

【関連記事】猫のトイレはどれを選んだらいいの? 種類別に特徴を解説・おススメのトイレも紹介

猫砂

前述の通り、猫は本来、砂の上で排泄をする習性を持っています。猫砂とは、そのような本能的な習性を活かして作られた人工的な砂のことです。素材には紙、木、おから、鉱物などが使われており、種類もさまざまです。

猫砂には、おしっこやうんちを吸収して掃除をしやすくしてくれるだけでなく、排泄物の臭いを抑えてくれる効果もあります。清潔なトイレ環境を保つために、猫砂はとても重要な役割を果たしているのです。

【関連記事】猫砂って何を使うと良いの? 超おすすめの猫砂3選を紹介

スコップ

猫砂にした排泄物を取り除くためには、専用のスコップ(スコッパー)が必要になります。これは、固まったおしっこやうんちを簡単にすくい取るための道具で、毎日のトイレ掃除には欠かせないアイテムです。

多くの場合、猫用トイレ本体を購入した際にスコップが付属していることが多く、あらためてこだわって選ぶ必要はないかもしれません。ただし、スコップの形状や素材によって使いやすさには差があります。たとえば、細かい砂が落ちやすい穴の大きさや、握りやすい持ち手のデザインなど、毎日使うものだからこそ、自分の手になじむものを選ぶと掃除のストレスが減ります。

また、交換用として別途購入することもできるので、使いにくいと感じた場合には無理せず自分に合ったものを探してみるのもよいでしょう。

消臭・清掃用品

猫の排泄物はにおいが強いため、消臭剤や消臭効果のあるアイテムを活用すると、とても役立ちます。トイレ周りににおいが残っていると、猫がトイレを使いたがらなくなったり、ほかの場所で排泄してしまう原因になることもあります。

また、汚れたままのトイレは雑菌が繁殖しやすく、猫の健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。そのため、日常的なにおい対策に加えて、清潔な状態を保つための道具もあらかじめそろえておくことが大切です。快適なトイレ環境を整えることで、猫も安心して排泄できるようになります。

猫はとてもきれい好きな動物です

→【参考記事】猫を飼うために最低限必要な物 準備にかかる最低限の費用も解説

STEP2 トイレを置く場所を決める

必要なものを揃えたらトイレを置く場所を決めましょう

猫のトイレを設置する場所は、猫が落ち着いて安心して排泄できるような、静かで清潔な環境が理想です。にぎやかな場所や人の出入りが多いところでは、猫が不安を感じてしまい、トイレを我慢したり別の場所で排泄してしまうこともあります。

家の中で、次のような条件に当てはまる場所がないか探してみましょう。たとえば、普段あまり騒がしくない部屋の一角や、人の目が届きにくい静かなスペースなどが適しています。猫が安心してトイレを使える環境を整えることは、しつけの成功にもつながります。

猫のトイレを置く際に適した場所の条件】

  • 静かで落ち着ける場所
    騒音や人の出入りが少ない、部屋の隅などの静かな場所がおすすめです。猫が安心して排泄できる環境を整えましょう。
  • 人目につきにくい場所
    トイレ中に人の視線を感じると、猫は落ち着かなくなってしまいます。できるだけ視界に入りにくい場所を選んであげてください。
  • ご飯や水の場所から離す
    本能的に猫は、食事をする場所の近くで排泄することを嫌います。最低でも1〜2メートル以上は離して設置しましょう。
  • 換気がしやすく、掃除しやすい場所
    臭いや汚れを溜めないためにも、風通しが良く、日常的に掃除がしやすい場所が理想です。清潔な環境を保つことで、猫の健康にもつながります。

逆に以下のような場所は極力避けましょう。

  • 洗濯機や掃除機のそばなど、大きな音がするものの近く
  • ドアのすぐ横など落ち着かない場所
  • 人間のトイレの真横などの不衛生な場所

STEP3 猫砂に汚れた猫砂を混ぜる

猫をお迎えする際は、ペットショップやブリーダー、保護猫カフェなどの迎え先に「これまで使っていたおしっこがかかっている猫砂を分けていただけますか?」とお願いしましょう。そして、その猫砂を猫と一緒に家に持ち帰るのがおすすめです。

家に到着したら、その汚れた猫砂を新しい猫砂の上に軽くパラパラとまいておきます。

猫はにおいに敏感な動物なので、自分のおしっこしたものをトイレに混ぜてあげることで、トイレを覚えるスピードが格段と速まります。

もし汚れた猫砂がないときは、おしっこを拭いたティッシュやシートを細かく切って、猫砂の上にパラッとかけてあげるのもOKだよ!

STEP4 トレイのサインが出たらトイレに連れていく

猫がトイレに行きたいサインを見つけたら、そっと抱きかかえてトイレの中に置いてあげましょう。優しく誘導することで、猫も安心して排泄ができるようになります。

猫がトイレに行きたいときによく見られるサインには、次のようなものがあります。

  • 床や家具のにおいをクンクン嗅ぐ(排泄場所を探している)
  • その場でクルクル回る(排泄体制に入る前の準備行動)
  • 床をひっかくいて、砂を掘るような動作をする(排泄をするサイン)
  • 中腰の姿勢になる(おしっこやウンチをする直前の体勢)

排泄は寝起きや食後が多いよ~

上記のことを何度か繰り返し行うことで、猫のトイレのしつけは完了です。

猫のトイレしつけ時に気をつけるべき注意事項とポイント

トイレのしつけをしている最中には注意をしなければいけないことがいくつかあります。

失敗した時に猫をしからない

猫がトイレの場所を覚えるまでに、床などで失敗してしまうことがあっても、決して叱らないようにしましょう。排泄そのものを叱られると勘違いしてしまうと、猫は排泄を我慢するようになり、膀胱炎などの健康トラブルを引き起こす恐れがあります。

失敗した際は、静かにトイレに誘導し、成功したときにはしっかりと褒めてあげることが大切です。猫が安心して排泄できる環境づくりを心がけましょう。

失敗した場所はきれいに掃除をする

床などで失敗してしまった場合は、その場所を徹底的に掃除して、においが残らないようにしましょう。

猫は自分の排泄物のにおいが残っている場所をトイレだと認識してしまうため、同じ場所で繰り返し排泄してしまうことがあります。臭いをしっかり取り除くことが、トイレのしつけを成功させるポイントです。

トレイを清潔に保つ

猫は非常にきれい好きな動物であるため、トイレが汚れているとその場所では排泄をせず、別の場所でしてしまうことがあります。猫が快適に排泄できるよう、排泄物はできるだけ早めに取り除き、常に清潔な状態を保つことが大切です。

また、猫砂は2~3週間ごとに交換し、トイレ容器も洗って清潔を保ちましょう。もしゲージ内にトイレを設置している場合は、ゲージの掃除も同様に定期的に行うことが必要です。清潔な環境づくりが、猫の健康と快適な生活につながります。

トイレの掃除って地味に大変なんだね

猫のしつけについて、他の記事も参考にしてください

猫のトイレしつけまとめ:清潔で安心できる環境づくりが成功の鍵

猫は元々トイレのしつけがしやすい動物です。まずは必要なトイレ用品を準備し、猫が落ち着ける場所にトイレを設置しましょう。お迎え時には、汚れた猫砂を新しい砂に混ぜて慣れさせることがポイントです。

さらに、猫がトイレに行きたそうなサインを見逃さず、優しくトイレへ連れて行ってあげてください。この順序を守れば、長くても1週間ほどで猫はトイレの場所を覚え、スムーズに排泄できるようになります。

これらのポイントを守って、猫との快適な暮らしを実現しましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました