
猫を留守番させても大丈夫?

一人にさせてしまう時間があるから猫は飼えないかな?
このような疑問を持っている方は多いでしょう。
結論を言うと猫は留守番することできます。
今回は猫が留守番できる理由と、その際に考えられるトラブル。さらに、トラブルが起きないための対策を、留守番をする時間ごとに解説をしていきます。
猫が留守番をすることが可能な理由
猫は一般的に独立心が強く、留守番が得意な動物です。
猫の平均睡眠時間は12時間~16時間と言われており、1日のほとんどを寝て過ごします。また、一人でいることにそれほどストレスを感じず、飼い主が外出している間もリラックスして過ごすことができるため、環境を整えてあげることによって留守番をすることはできます。

でも本当に留守番できるのなか?
かわいそう…
このように思う方もいるでしょう。でも、そこまで不安にならなくても大丈夫です。
「2024年全国犬猫飼育事態調査」(引用:ペットフード協会)の結果、最新の猫の飼育数は、915.5万頭という結果があります。そのほとんどの猫が留守番をしています。
家庭によって時間の差はありますが、猫を飼っているほとんどの家庭では、家を空けて猫に留守番をさせる時間はあります。でも、ほとんどが問題なく対処することができているのです。
猫はどのくらいの時間、留守番が可能か
猫が留守番を出来る時間は、一般的には12時間~24時間程度は可能であると言われています。中には環境を整え、2泊3日留守番をさせている人も私の周りにはいます。
子猫の場合や高齢で健康に不安がある場合は、極力短い時間にしたほうが良いでしょう。また、猫の性格によって、可能な時間は変わってきます。
このように独立心を持っている猫の場合は、比較的長い時間の留守番にもストレスを感じない可能性が高いです。
猫の留守番中のトラブルあるある
猫は留守番をすることができるとお伝えをしてきましたが、当然人間のように何でも自分でできるわけではありません。
そのため、環境を整えてあげないと、さまざまなトラブルが起きる可能性があります。
トイレのトラブル
猫はきれい好きで匂いにも敏感な動物なため、留守番時であってもトイレを清潔に保つことは非常に重要になります。トイレが自分の排せつ物で汚れてしまっている際には次のようなトラブルが考えられます。
食事と水の問題
食事や水が不足すると、健康に深刻な影響を及ぼす可能性があります。
また、水が不足すると暑い季節は脱水になりやすかったり、ウェットタイプのキャットフードは腐りやすいため注意が必要です。

美味しいご飯が食べたい~
熱中症、寒すぎる問題
猫も人間同様に夏の暑さによって熱中症になることがあります。
また、雪国で生活をしているのであれば、冬の寒さは深刻な問題となります。猫の祖先は砂漠にいたため、寒さを苦手とし、長時間気温の低い環境で留守番をさせておくと風邪をひいたり、体調を崩す可能性があります。

暑いのも寒いのも苦手だよ
ゴミ箱や台所をいたずらして、ものを食べる
ゴミ箱にゴミを入れっぱなしにしたままにしておくと、いたずらをしてゴミが散乱ということがあります。
口にしないのであれば、帰ってきた後に片付けるだけで済みますが、台所の三角コーナーなどに生ごみを入れっぱなしにしておくのは危険です。空腹になって食べたりする場合もあるでしょう。人間にとっては大丈夫でも、猫にとっては有害な食べ物もあります。
物を落として壊す
机や高いところに置いてあるものを落として壊すということもあります。
花瓶やガラス製品などの場合には、猫自身も怪我をする可能性もあるので注意が必要です。

チーーン
家から脱走して行方不明になる
夏の暑い時期に、窓を開けっぱなしにしておいたのを忘れて外出をしてしまうと、猫は外へ行ってしまいます。ほんの少しのすき間であったとしても、猫は脱走できてしまいます。
帰ってきたら猫がいないとか辛すぎます。
留守番をする時間ごとのトラブルに対する対策
留守番中のトラブルを回避するために、出かける前に対策をたてておきましょう。
留守番時間が長くなればなるほど、対策は多くなりますし、そろえておいた方が良いアイテムも出てきます。
それでは留守番をする時間ごとに、対策方法を解説していきます。
※ただし猫の性格や健康状態によって違いはあります。
1時間~6時間の留守番の対策
このくらいの時間であれば、以下の点に気をつけるくらいで、ほとんど気を使う必要はありません。
6時間~12時間の留守番の対策
このくらいの時間になると、気をつけなければいけないことが増えてきます。仕事で家を空ける場合などが、この時間に当てはまるのではないでしょうか。

眠たい~
12時間~24時間の留守番の対策
飼い主も少し心配になってくる時間ですね。
自動給餌機や自動給水機が必要になったり、トイレも複数設置したり自動で排泄物を処理してくれる、全自動トイレを活用すると良いです。
1日~2日の留守番の対策
24時間を超えると、飼い主としてはかなり心配ですね。身内や友人などが、自宅へ猫の顔を見に来てくれたり、軽くお世話をしてくれると安心です。

少しだけ顔をみにきただけなのに…
2日以上の留守番の対策
2日以上の留守番になるのであれば、猫も飼い主も、留守番に慣れている必要があります。基本的に1日~2日の時と同様の準備をすることによって過ごせなくはありませんが、少し心配になりますね。
自宅での留守番以外の方法も検討してみましょう。
ただし、自宅以外の場所で過ごすことは猫にとってストレスになりますので、普段からそのような環境に慣らしておくと良いです。
まとめ
猫は留守番をするのが可能な動物です。
しかし人間とは違うので、自分で自分のことをできないため、留守番時にはさまざまなトラブルが予想されます。
突然の留守番に慌てないように事前に準備をしておくことは、猫にとっても不安が少なく、飼い主も安心して留守番をさせておくことができます。
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