猫ニキビを知り、焦らず対処しよう ~猫ニキビの原因、症状、治療法まで~

猫を飼って1年以内の人

「猫にニキビができるの?」

猫を飼い始めたばかりの人は、少しびっくりするのではないでしょうか?

しかし「猫ニキビ」は比較的一般的な病気です。

この記事では、大切にしている猫にニキビができてしまった時、焦らずに対処することができるよう、猫ニキビの原因、症状、治療法について詳しく解説をします。

猫ニキビとは

猫ニキビとは、主にあごや口周りに黒い点や膿を伴う挫瘡(ざそう)と呼ばれる、小さなできものが現れる皮膚の病気をいいます。

できやすい場所は以下になります。これらの場所に皮膚トラブルがあった際には、まず猫ニキビを疑ってください。

  • あごの下
  • 下唇
  • 上唇
  • 口角

猫ニキビができる原因

猫ニキビができる明確な原因は現代においても確定されていません。

しかし、いくつか原因として考えられているものがありますので、ここでご紹介します。

皮脂腺の過剰分泌

エサが体質に合わない場合には、皮脂腺が過剰に働き分泌されることがあります。それがバクテリアのエサになってしまい、ニキビとなってしまう場合があります。

不衛生な環境で過ごす

バクテリアが繁殖した水を飲むことによって、バクテリアが口周りに付くことが原因となります。水の交換を頻繁に行わなかったり、水の交換時に容器を洗わなかったり、細菌の繁殖しやすいプラスチックの容器を使ったりすることは良くありません。

アレルギー

人間同様、猫にもさまざまなアレルギーがあります。エサ自体が体質的に合わなかったり、金属容器が合わず人間でいう金属アレルギーなども考えられます。

ストレス

こちらも人間と同じです。人間もストレスによりニキビができたり、様々な身体症状が出ます。これは猫にとっても同様です。特にストレスに弱い猫にとっては、ホルモンバランスが崩れ、皮膚の問題が引き起こされることがあります。

猫ニキビの症状

猫のニキビの症状は、主に以下のようなものがあります。ほとんどの場合、いつできたのかが分からないので、始めて症状が出ているのを見つけた際には、飼い主は少し心配になると思います。

  • 顎や口周りに黒い点や膿がみられる
  • かゆみや不快感を示し、ひたすら搔いている
  • 皮膚が赤く腫れる

以下の写真は我が家の猫が初めて猫ニキビが出来た時の写真です。

ある日、しきりに顎の下を搔いているを発見し、その箇所をよく見ると写真のように赤くなっていました。ちなみにこの程度であれば、5日程毎日濡れたガーゼで1日2回拭いてあげたことによって、自然に治癒しました。

猫ニキビの治療法

猫のニキビの治療法は、症状の重さや原因によって異なります。

衛生面に配慮して清潔を保つ

以下のような清潔を保つ工夫をしましょう。清潔な環境で過ごすことができると、自然に治癒したり、その後の予防にもつながります。

  • コットンを濡らし1日1回~2回、軽くたたくようにして患部を拭いてあげる
  • エサや水の容器は毎日小まめに洗ってあげる
  • プラスチック容器は衛生的ではありませんので、金属またはガラスや陶磁器を使用しましょう

食事の見直し

栄養バランスの取れた食事を与えることが重要です。また、今食べているエサが体質的に合わない場合も考えられるので、餌を変更してみましょう。

「穀物」や「コーン」となっている場合には、タンパク質の含量が高いフードに切り替えることをおススメします。

ストレスのかからない環境を作る

猫にとってストレスになっている環境があるならば見直すのも手です。例えば、猫が怖がることが頻繁にある、運動不足、留守番が多くて寂しい・・・など、様々なものが考えられます。

獣医による治療

猫ニキビが数日~数週間みて良くならなかったり、悪化している様子があれば、獣医に相談をしましょう。重度化してくると、塗り薬などを処方されますので、獣医の指示に従い治療をしましょう。

まとめ

猫のニキビは一般的な皮膚の問題ですが、早期に対処することで改善が期待できます。

我が家がお世話になっている獣医の話では

猫ニキビはほとんどの場合、数日様子を見ていたら治ります。しかし稀に悪化する場合があるので、良くならなそうであれば病院へ連れてきてください。

とのことです。

飼い主からすると、突然発見するとビックリする場合がありますが、冷静に対処をして大丈夫な病気です。愛猫の健康を守るために、日々に観察と適切なケアを心がけましょう。もし症状が悪化する場合は、必ず獣医に相談してください。

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