猫の餌はどのように保存をしていますか?餌の保存の仕方は非常に重要で、保存方法を間違った状態で長時間が経過すると、小さな虫が猫の餌を食べ増殖してしまいます。
我が家でも無造作に置いてあった猫の餌から、大量の小さな虫が発生しました・・・
ここでは虫が発生した私の実体験と、餌を安全に保存するための方法、さらに虫が寄り付かないようにするための対策や虫が発生した時の対処方法について詳しく説明します。

うちと同じ目に合わないように
絶対に読んで欲しい記事です~
開封後の猫の餌を無造作に置いておくと虫が発生する(実体験)
猫の餌を入れていた引き出しから小さな虫が発生
私は台所にある食器棚の引き出しに、猫の餌やおやつなどをまとめて保管しています。
ある日、猫に餌をあげるために引き出しを開けると2mmくらいの小さなを発見。「何でこんな所に虫が?」と思いながらティッシュで潰すと、同じ場所から他にも同じ虫が2匹あらわれました。
「さすがにおかしい」と思い、引き出しに入っていた猫の餌やおやつなど全て取り出し確認をすると、引き出し内から10匹前後、引き出し裏からも10匹以上、さらに上の段の引き出しからも数匹の虫が発見されました。

えっ・・・?
いったい何が起こったの?
虫の名前はタバコシバンムシ

画像出典:東京文化財研究所ホームページより
その時はまだ虫の発生源は不明でしたが、とりあえず拭き掃除後に殺虫剤を噴霧をし、スマホで虫のことを検索。
その虫は「タバコシバンムシ」であるということが分かりました。
「タバコシバンムシ」は乾麺、小麦粉、干し椎茸、パン、野菜、ビスケット・・・などのあらゆる食品を好んで食べる食品害虫で、日本全土に生息し多くの家庭で発生をしています。
人を刺したり噛んだり、危害を加えることはなく、食品に混じったまま人が食べてしまっても害はありませんが、大量発生をしているのを見ると、心理的にただ事では済みません。
虫の発生源を探索!原因は猫の餌
掃除をした数時間後に恐る恐る引き出しを開け状況を確認すると、10匹以上の虫が再び出現しているという状況でした…
「発生源を突き止めないと、まずいことになる」と思い、スマホで「タバコシバンムシ 発生源」と検索をしていくなかで、猫の餌などのペットフードから虫が発生する可能性があるということが分かりました。
すぐに引き出し内の猫の餌を確認すると、私自身も忘れていた一度開封後に封をしないでそのまま無造作に置いてあった猫の餌が一袋あり、恐る恐る中を見ると・・・
かなりたくさんの虫さんがいらっしゃるという状況…

あぁー気持ち悪い・・・
発生源の猫の餌を破棄し掃除をすることで、虫は消滅
すぐにその餌を破棄し、再度拭き掃除後に殺虫剤の噴霧。
見えるところに虫が一匹もいない状態で翌朝再び確認すると、数匹の虫を発見。しかし昨日と比較しても数は激減していたので、見えないところに潜んでいた生き残りでしょう。
さらにもう一度掃除と殺虫剤の噴霧をすることで、その日の夜から虫の姿を見かけることはなくなりました。
思い出すだけでも鳥肌が立つような出来事です。

虫が夢に出てきた・・・
最悪・・・
餌の種類と保存方法
私と同じようなことにならないためには、猫の餌をしっかりと保存しましょう。猫の餌にはドライフードとウェットフードがあり、それぞれで保存期間や保存方法に違いがあります。
ドライフード
ドライフードとは?
ドライフードは水分の含有量が少なく、その名の通り乾燥してカリカリした餌です。
ウェットフードよりも値段が安く経済的で、歯ごたえがあり歯石を取ることができるという効果があります。

カリッ、カリッ!
歯ごたえが好きー
ドライフードの保存期間
長期間保存が可能で開封後も保存性が高く、留守番の時にも置きっぱなしにしても大丈夫です。
ドライフードの保存方法
湿気や直射日光を避けることが重要で、開封後は密閉した容器に移し替えることで長期間の保存が可能になります。
容器はプラスチック製品の容器やガラス瓶が適していて、ペットの餌用の保存容器というものもあります。
ウェットフード
ウェットフードとは
ウェットフードは水分の含有量が高く、食事から水分を摂取できるメリットがあり、水分をあまり摂らない猫や、高齢になりドライフードを噛むことが辛くなってしまった猫に与えると良いエサです。
ドライフードと比較をすると低脂肪・低カロリーのものが多いです。

素材の味そのままだから
ウェットフードが好きー
ウェットフードの保存期間
ウェットフードは非常に傷みやすいため、開封後はなるべく早く食べさせ、食べ残しは処分する方が良いです。
ウェットフードの保存方法
缶詰やパウチに密閉されているため、未開封の物は直射日光を避けることで常温で長期間の保存ができます。
しかし開封後は腐敗が早いため、冷蔵庫で保存し来るだけ早く使い切ることが重要です。
猫の餌に虫が寄り付かないようにするための対策
猫のエサを保存する際には、虫が寄り付かないようにすることが大切で、特にドライフードの場合には虫の温床になりやすい傾向があります。
密閉容器を使用する
餌を密閉容器に保存することで、虫が餌の中に侵入してくるのを防ぐだけでなく、餌の酸化も防ぐことができます。
開封した袋のまま保存をしていると袋のすき間から虫が入ってきますので、必ず密閉容器に移してから保存をするようにしましょう。
高温多湿の場所での保存を避ける
夏場や梅雨時期などに湿気が多い場所に餌を置いておくと、虫が発生しやすくなります。
エアコンなどで部屋全体を除湿するのであれば、湿気の少ない場所にフードを保管しておきましょう。特に夏場は、冷蔵庫に保存しておくのが一番確実な保存方法です。
定期的なチェック
エサの状態は定期的にチェックし、異常がないか確認をしましょう。
いつどのタイミングで虫が発生するか分かりませんので、気づいたころには虫が大量に増殖しているということもあります。
2~3日起きには餌の状態を確認し、もしも虫がいたのであればすぐに処分し新しい餌に変えましょう。
餌の消費期限を守る
餌には消費期限が設定されていますので、確認し消費期限を過ぎてしまった場合には必ず破棄をしましょう。
また、消費期限以外にも開封後は以下の点を守るように心がけてください。
猫の餌に虫が発生した場合の対処法
もしも猫の餌に虫が発生した場合には以下の手順で対処をすることで、虫はいなくなります。
- 虫が発生した餌は破棄する(卵がある可能性があるので、虫がいる部分ではなく全て破棄)
- 中性洗剤を使用し拭き掃除
- スプレー缶や燻煙の殺虫剤を散布する(猫が近寄らないように、別室へ閉じ込めておく)
- 最後にもう一度水拭きをする
まとめ
猫の餌は、適切な方法で保存する必要があります。
ドライフードとウェットフードそれぞれの特性を理解する必要があり、開封後はすぐに使用することが望ましいです。
もしも保存をする必要がある場合には密閉容器を使用する、高温多湿の場所では保管しない、消費期限を守るということをして餌の安全を守りましょう。
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