
こんにちは「ほこり」です
猫にブラッシングをする理由をご存じですか?「気持ちよさそうにしているから」「喜んでいるから」といったイメージを持たれることが多いかもしれませんが、実はそれだけではありません。
ブラッシングは、猫が健康に過ごすために欠かせない大切なケアのひとつです。この記事では、猫にブラッシングをする本当の理由や適切な頻度について解説するとともに、猫が喜ぶおすすめのブラシもご紹介します。
猫にブラッシングをする理由とは?健康維持に欠かせない大切な習慣
猫は自分で毛づくろいをする習性がありますが、それだけでは不十分なこともあり、飼い主によるブラッシングが必要不可欠です。

ブラッシングして~
毛球症の予防にはブラッシングが効果的
毛球症とは、猫が毛づくろいをする際に抜け毛を飲み込んでしまい、その毛が胃や腸などの消化器官に少しずつ蓄積されることで発症する病気です。
通常であれば飲み込んだ毛は便とともに排出されたり毛玉として吐き出されたりしますが、うまく排出できずに体内に溜まってしまうと次第に毛玉が大きくなり、さまざまな体調不良を引き起こします。

毛球症には次のような症状があります!
毛球症を予防するためには、定期的にブラッシングを行い、抜け毛や毛玉をこまめに取り除くことが大切です。毛を放置せず、日頃からしっかりケアすることで、体内に毛が溜まるのを防ぎ、猫の健康を守ることができます。

毛球症については下の記事に詳しく書いてあります
【関連記事】猫の毛球症って? 毛球症の原因やなりやすい猫 予防方法・治療方法を解説
皮膚への刺激で血行を促進する
ブラッシングによって皮膚が適度に刺激されると、血行を促進する効果も期待できます。
血行が良くなることで、体全体の代謝が活発になり、老廃物の排出や栄養の循環がスムーズに。これにより、毛艶がよくなったり、皮膚の健康が保たれたりと、さまざまな嬉しい変化が現れるのです。

血行促進の効果は他にも色々ありますよ
スキンシップで猫との信頼関係を深めることができる
ブラッシングは、猫と飼い主との信頼関係を深めるうえで大切な役割を果たすといわれています。
もともと猫は「アログルーミング」と呼ばれる行動を行い、仲間同士で毛づくろいをしながら絆を深めます。ブラッシングはその延長として、猫に安心感を与え飼い主への信頼を育むきっかけになるのです。
アログルーミングとは、猫同士が毛づくろいをし合う行動のことを指します。多頭飼いの家庭では、こうした様子を目にすることも多いのではないでしょうか。この行動は、信頼し合っている相手に対して行う愛情表現のひとつとされており、親密な関係を築いている証ともいわれています。
猫は、毛づくろいをしてくれる相手に対して好意的な感情を抱くといわれています。そのため、飼い主がブラッシングをすることで、猫との信頼関係をさらに深めることができるのです。

ありがとうー💗
ブラッシングで被毛の汚れを除去できる
人の目には見えなくても、猫の被毛にはホコリや花粉、ダニ、抜け毛などの微細な汚れが多く付着しています。これらは時間が経つにつれて被毛や皮膚に蓄積され、毛艶の低下や皮膚トラブルの原因となることもあります。
特に室内で生活している猫であっても、空気中の埃や家具の隙間に潜むダニなどが被毛に付着することは珍しくありません。定期的にブラッシングを行うことで、そうした目に見えない汚れを効果的に取り除くことができ、皮膚や被毛を清潔に保つのに役立ちます。
猫のブラッシングの頻度はどのくらい?
ブラッシングの最適な頻度は、猫の毛の長さや季節、毛質のタイプによって異なります。
一般的には、以下のような目安が参考になります。

では、ひとつずつ詳しくチェックしていきましょう!
長毛種の場合
長毛種の猫は被毛が長くふんわりしているため、汚れやホコリが付きやすく、毛同士が絡まりやすい特徴があります。もし絡まった毛を放置すると、やがて毛玉(マット)になり、皮膚への負担やかゆみの原因になることも少なくありません。
そのため、長毛種の猫には毎日のブラッシングが理想的であり、毎日丁寧にブラッシングを行うことで、被毛の絡まりを防ぎ、毛玉の発生を抑えられます。
また、定期的なブラッシングは汚れや抜け毛の除去だけでなく、皮膚の血行促進や猫とのスキンシップにもつながり、健康面や信頼関係の向上にも役立ちます。
短毛種の場合
短毛種の場合、一般的には週に1~3回のブラッシングで十分とされています。
毛が短いため絡まりの心配はほとんどありませんが、猫自身がグルーミングをする際に被毛を飲み込んでしまい、毛球症を引き起こす可能性があります。
また、同じ短毛種でも、毛が二重構造のダブルコートか、一重構造のシングルコートかによってブラッシングの頻度は異なるため、それぞれの毛質に合わせて適切なケアを心がけましょう。いずれにしても、定期的なブラッシングは健康維持のために欠かせません。

ブラッシングは気持ちが良いから毎日して欲しいんだけど、ダメかな~?
ブラッシングをする時間が飼い主とのコミュニケーションにもなりますので、猫が喜ぶのであれば毎日行っても問題はありません。
ダブルコートの場合



ダブルコートとは、被毛が二層構造になっている猫のことを指します。外側には水や汚れから体を守る長い毛(オーバーコート)、内側には保温性の高い短く密集した毛(アンダーコート)が生えています。
猫種でいうと、アメリカンショートヘアやサイベリアン、スコティッシュフォールドなどが代表的で、日本に多く見られる雑種の猫のほとんども、ダブルコートに分類されると言われています。
ダブルコートの猫は抜け毛が多く、毛が絡まりやすいため、定期的なブラッシングが必要で、特に「換毛期」と呼ばれる毛の生え変わりの時期には、アンダーコートが一気に抜け落ちるため、大量の抜け毛が発生します。
この時期はダブルコートの猫特有の現象であり、通常よりも頻繁なブラッシングを心がけることで、毛玉や抜け毛の飛散を防ぎ、猫の快適さを保つことができます。
シングルコートの場合



シングルコートとは、被毛が一層のみで構成されており、毛の密度が低く通気性が良いのが特徴の毛質です。代表的な猫種には、オリエンタルショートヘアやシャム、ベンガルなどが挙げられます。
シングルコートの猫は、ダブルコートの猫に比べて抜け毛が少なく換毛期もありません。そのため、被毛は一年を通じて少しずつ生え変わる傾向があります。
頻繁なブラッシングは必要ありませんが、特に長毛のシングルコート種では、毛が絡まりやすく毛玉ができることもあります。そのため週に数回程度を目安に、定期的にブラッシングを行って被毛の状態を整えてあげましょう。
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まとめ:ブラッシングで健康と信頼関係を育もう
猫のブラッシングは、被毛や皮膚の健康を保つためだけでなく、飼い主との信頼関係を深める大切な時間でもあります。毛の長さや毛質に応じて適切な頻度でブラッシングを行うことで、抜け毛や毛玉の予防ができ、皮膚トラブルのリスクも軽減されます。
さらに、優しく声をかけながらブラッシングすることで、猫にとってもリラックスできるひとときとなり、飼い主との絆が自然と深まっていきます。
猫の体調や被毛の状態を日々チェックする意味でも、ブラッシングは欠かせません。ぜひ、愛猫にとって心地よいブラッシングタイムを習慣にしていきましょう。
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