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猫のひげの役割って何? 猫のひげを切ることが危険な理由

ねこの身体
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猫にとってひげは、単なる可愛らしい特徴ではなく、生活において非常に重要な役割を果たしています。

猫は暗いところでも、なんでぶつからないで移動できるの?

猫って、どうして狭い場所に入れるんだろう?

猫の行動を見ていて、こんな風に思ったことはありませんか?

その理由は、猫のひげが関係しているのです。今回は猫のひげの役割と、猫のひげを切ることの危険性について解説をしていきます。

猫はひげのおかけで狭いところも暗いところも自由自在

猫のひげの毛根には神経が集中していて、それによって微妙な空気の流れ、温度の変化、ほんの些細な刺激を敏感に感じ取ることができます。

猫にとってひげは「触覚」として機能しており、周囲の環境を把握するための感覚器官の役割があり、ひげを使うことによって以下のことを可能にしてくれます。

  • 平衡感覚を保つことができ、まっすぐ歩いたり、ジャンプして高いころに飛び移ったりすることができる。
  • ひげが「ものさし」の役割を担い、狭い場所でも入ることができる。
  • ひげが「センサー」の役割を担い、暗い中でも移動することができる。
  • 猫の視力は弱くぼんやりとしか見えていないため、それを補うことができる。

猫のひげがある場所とひげの本数

画像:O-DAN (オーダン)より引用

アニメで描かれる猫(ドラえもんなど)のひげは、頬に左右3本ずつというイメージですが、猫の顔をよく観察すると、口元や目の上、頬などあらゆるところから生えていて、数は50~60本もあります。

空気の流れや微妙な振動すらも感じ取ることができるセンサーが、顔のあらゆるところに、あらゆる方向に向けてついていることから、猫がとても敏感な動物であるということが分かります。

さらに猫のひげは筋肉に直接つながっているため、自由自在に動かすこともできるのです。

猫のひげを切るとどうなるの?

猫にとってひげは、単なる毛ではなくとても重要な役割を果たしていることが理解できたかと思います。では、ひげを切ることによってどのようなことが起きるのでしょうか。

危ないから

ひげは絶対に切らないでー

平衡感覚を保てなくなる

ひげがなくなると平衡感覚を保つことができなくなります。

その結果、ふらついて障害物にぶつかったり、ジャンプして高いところに上ることができなかったり、高いところからバランスを崩して落下してしまうことがあり、怪我につながる可能性もあります。

狭い場所に入ることができなくなる

自分の体の大きさが狭い場所に入ることができるのかを測定する「ものさし」の役割がなくなってしまうため、狭い場所に入ることができなくなります。

暗闇の中を移動できない

ひげがないということはセンサーがないのと同じ状態になるので、暗闇で何があるかの判断をすることができなくなってしまいます。そのため、自由自在に暗闇の中を移動することができなくなります。

ひげの成長と再生

ねこにとってのひげの重要さを理解できた人は、猫のひげが抜け落ちていたら焦るのではないでしょうか?

通常猫のひげは半年ペースで抜け落ち、再び自然と生えてきます。また、生活に支障をきたすほどの本数が一気に抜けることはないので、心配ありません。

ひげが成長する速度は個体差がありますが、通常は数週間で新しいひげが生えてきます。また、生えてきたひげはずっと伸び続けるわけではなく、人間のまつ毛と同じように、ある程度の長さになったら伸びは止まります。

ひげの健康状態の指標

猫のひげは健康状態を示す指標にもなります。

健康な猫のひげは、しっかりとした太さと長さを持っていますが、栄養不足やストレスがある場合、ひげが細くなったり抜けやすくなったりすることがあります。

普段から猫ひげの状態を観察しておくことによって、猫の健康状態の変化をチェックすることもできます。

まとめ

猫のひげは、生活において欠かせない重要な役割を果たしています。

ひげを切ることは、猫にとって非常に危険であり、バランス感覚や空間認識能力に影響を与える可能性があります。

ちなみに日本では、猫のひげは「金運アップのお守り」になるとされています。抜け落ちているひげを財布に入れておくと、お金が貯まるそうですよ!

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