猫に名前をつけることは、猫と飼い主の絆を深める方法のひとつになります。
名前を呼んで猫が反応をしてくれることで、より愛おしくなり感情的な繋がりを強く感じる人は多いのではないでしょうか。
しかし、こんな風に思った人はいませんか?
名前を呼んでも全然反応しない・・・
自由気ままな猫は、犬と違いなかなか名前を覚え、反応してくれません。しかし、上手にしつけをすることで名前を覚え、ちゃんと反応するようになります。
今回は、猫に名前を覚えさせるためのコツを紹介していきます。
猫に名前を覚えさせるコツ
名前を繰り返し呼ぶ
猫に名前を覚えさせる最も基本的なことは、名前を繰り返し呼ぶことです。
日常的に猫の名前を呼びかけることで、猫はその音に慣れていきます。毎日、何回も何十回も・・・なるべくたくさん名前を呼んでコミュニケーションをとるようにしましょう。
自分の名前に良いイメージを持たせる
名前を呼ばれたあとに、「嬉しいことが起こる」というイメージを持たせると、自分の名前を呼ばれたことに対して反応をするようになります。
例えば、名前を呼んで、ご飯やおやつをあげたり、おもちゃで遊んであげたりしてみましょう。それを続けることによって、猫は自分の名前を呼ばれた時には良いことがあると学習します。
これは心理学で、「正の強化(ポジティブ強化」といい、報酬や励ましによって、ある行動を再び行う可能性が高くなるというものです。

ななこ~
ご飯だよー

わ~い🎵
名前を呼びながら叱らない
相手がいけないことをしてしまった時、ついつい名前を呼んで叱ってしまいませんか?
猫は自分の名前を呼ばれながら叱られることによって、「悪いことが起きる」というイメージを持ってしまいます。
猫は、良いことの記憶よりも、悪いことがあったときのことを覚える傾向があるため、「ダメ!」「コラッ!」など、名前を呼ばないで叱るということを心がけましょう。
名前は短い方が覚えやすい
猫の名前は短く、発音しやすいものが理想です。
2音節程度の名前が猫にとって覚えやすく、反応しやすい傾向があります。例えば、「ミー」や「ルナ」などが良い例です。

ランヴァリル~🎵

ん・・・?
一貫性を持って名前を呼ぶ
猫に名前を覚えさせるためには、一貫性が重要です。
家族全員が呼び方を統一することで、猫は混乱せずに名前を憶えやすくなります。
コロコロ呼び方を変えると猫も覚えづらいので、名前を呼ぶ時は必ず統一しましょう。
この時に注意したいのが「名前を略す・語尾をかえる・連続して呼ぶ」のはNG。例えば名前が「マル」なのに「マルちゃん」と呼んだり、「マルマル」と連続して呼ぶことで、猫は自分の名前を憶えることができません。

ななこー

なにゃこー

ななー

ん・・・?
猫はどのくらいで名前を覚えるの?
猫が名前を覚えるスピードは個体差によるので一概には言えません。
速い場合には数週間で覚える猫もいますし、数か月かかる場合もありますが、すぐに反応をしてくれない場合がほとんどであることは理解しておきましょう。
猫は基本的に飽きやすくてマイペースなので、1日で覚えてもらおうとはせず何週間・何ヶ月と時間をかけ、根気強く、焦らずに、猫のペースに合わせて名前を覚えさせるようにしましょう。
名前を呼んで振り向いたり、シッポを振ったりする反応がみられた時には、大きな進歩です。そこからもう少し頑張ると、名前に反応して近づいてきたり、スリスリしてきたりするようになるはずです。
ちなみに、犬の場合には特別なトレーニングをしなくても自然と名前を覚える場合が多いようです。また、覚えるスピードも猫よりも早く、生後3~4カ月頃には自分の名前を理解できるようになります。
まとめ
猫に名前を憶えさえるためには、繰り返し呼ぶこと、良いイメージを持たせること、一貫性を持つことが重要です。
猫の特性を理解し、楽しい環境で練習することで猫は名前を憶えてくれるでしょう。名前を呼んで反応をしてくれることで、より猫との絆も深くなると思いますので、毎日の反応を楽しみながら訓練をしていきましょう。
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