PR

猫の毛 ダブルコートとシングルコートの違い それぞれどのような猫種がいるの? 

ねこの身体
記事内に広告が含まれています。

猫の被毛の構造は、猫種によってダブルコートとシングルコートに2つのタイプに区別されます。

今回は猫の毛、ダブルコートとシングルコートとは何か、そしてそれぞれの猫種について解説をしていきます。

ダブルコート

ダブルコートは毛が二層構造

ダブルコートとは、毛が二層で構成されているタイプの猫のことをいい、外側には長い毛(オーバーコート)、内側には短くて密集した毛(アンダーコート)があります。

オーバーコートとは…猫の体の表面を覆っていて、水をはじいたり光を遮ったり、美しい見た目を飾る役目があります。長く張りのある硬めの毛質をしており、1つの毛穴から2~5本程度生えてきます。

アンダーコートとは…猫にとって防寒の役目があり、ダブルコートの猫のみに生えてくる毛で、換毛期の春と秋に生え変わるのは主にアンダーコートです。オーバーコートの下に生え、毛先が太く長めで粗めの毛質の「オーンヘア」と、柔らかく短めの毛質の「ダウンヘア」と二種類あり、1つの毛穴から5~20本程度生えてきます。

ダブルコートの猫が過ごしやすい環境

オーバーコートが雨や雪を弾くことで被毛の内部を乾燥させ、アンダーコートには保温性が高く寒さから身を守る役割があるため、寒い環境でも快適に過ごすことができます。

寒い所でも平気です~

ダブルコートの猫のお手入れ

ダブルコートの猫は抜け毛が多いために定期的なブラッシングを必要とします。長毛種と短毛種によっても頻度は違いますが、特に毛の換毛期には毛が大量に抜けるため、頻繁にブラッシングを行いましょう。

ダブルコートの猫の注意点

定期的なブラッシングを怠ると、抜け毛がひどく不衛生な環境になるほか、猫自身の体調にも異変が出てくるため注意が必要です。

また、毛が多いため皮膚の健康状態を確認しずらく、アレルギー性皮膚炎や猫ニキビなどの発見が遅れてしまう可能性もあります。

ダブルコートの猫種

アメリカン・ショートヘア
マンチカン
ペルシャ

シングルコートとは

シングルコートは毛が一層構造

シングルコートは、毛が一層だけで構成されているタイプの猫のことをいい、通常柔らかく軽やかで、毛触りが良いのが特徴です。

シングルコートの猫が過ごしやすい環境

毛が一層だけしかないので、毛の密度が低く通気性が良いため、シングルコートの猫は寒暖差の少ない比較的温暖な気候に適しています。

寒いのは苦手です~

シングルコートの猫のお手入れ

シングルコートの猫は、ダブルコートの猫に比べて抜け毛が少ないのが特徴です。また、換毛期がないため、1年を通じて毛は少しずつ生え変わります。

ダブルコートほど頻繁にブラッシングをする必要はありませんが、長毛種の場合には毛玉ができたりもしますので週に数回はブラッシングはしましょう。

シングルコートの猫種

オリエンタルショートヘア
シャム
ベンガル
  • オリエンタルショートへア
  • コラット
  • コーニッシュレックス
  • シャム
  • シンガプーラ
  • デボンレックス
  • バリニーズ
  • ベンガル
  • メインクーン

まとめ

近年では夏は冷房の効いた部屋、冬はぬくぬくと暖かい部屋で過ごす猫が多いため、抜け毛の周期が乱れてきているともいわれます。

そのためダブルコートの猫種でも、アンダーコートの生え変わりが少ないということもあり、猫本来の体質が変わってしまう環境にもなっています。

過ごしやすい環境を作ることは大切ですが、ある程度季節感を感じる環境を作ってあげることも、猫にとっては大切なのかもしれません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました